Hip-hipの意外な元ネタ
- So-on
- 2016年1月4日
- 読了時間: 3分
こんにちは、So-onです。
更新が滞っており、その間にNEXTREAM vol.7の開催アナウンス、ラインナップ発表があり、「いつか更新しよう」と意気込んでいるうちにイベントが終わってしまいました笑。
順序で言えば先にNEXTREAM vol.7のアフターリポートをすべきなのですが、イベントフォトの編集が済んでいないようなので先に書き溜めていたコラムから公開したいと思います。
今回はこれまでのイベントをベースにした記事と少し趣向を変えて、一つの作曲手法を取り上げてみたいと思います。
Hip-hopには”サンプリング”という他のトラックの一部を利用して新たなトラックを作り上げる手法が昔からあり、Hip-hopに限らず様々なジャンルのアーティストによってその手法が使われています。
トラックメイカーは、サンプリングをいかに面白くかつカッコよく活用できるかが腕の見せ所です。
そこで今回は近年のヒット作の中から秀逸なサンプリングのチョイスをしているHip-hopの楽曲を紹介していきます。
(ページが重くなり読みづらくなってしまう都合上、動画は元ネタだけ載せておきました。赤字で記されている楽曲には動画がリンクしてあるので比較する際に飛んでみてください。)
まずはこの曲から。
昨年、”Hotline bling“をネタにしたビデオがネットでバズり(『バズる』とはSNSなどで拡散されて話題を集めること)、幅広い層の人の耳に触れました。
彼自身、まさかこんなカタチで話題になるとは思っていなかったでしょう。ですが、これも相まってHotline blingは2015年最大のヒット作となったのです。
Hotline blingは1971年に発表されたTimmy ThomasのWhy Can't We Live TogetherというSoulの楽曲の冒頭部分を使っています。45年前の楽曲が現在のヒット作の元ネタになっているというのは面白い話です。
2014年に発表された曲ですが今でもよくクラブで流れている気がします。
この曲はDJ MustardというDJによって制作されました。DJ Mustardは様々なラッパーに楽曲を提供しているのですが、2014年のHip-hopチャート上位は彼のトラックで占められるほどの大活躍でした。
この曲の元ネタは1993年に公開されたRobin S.のShow Me Loveという曲です。
Show Me Loveは様々なアーティストによってカバーされている不朽の名作ともいえるハウスチューンなのですが、それをHip-hopにしてしまうDJ Mustardのセンスには驚愕しました。
この曲はTrapとの相性が良く、様々なEDMアーティストにRemixされていたために少し耳に馴染みがある人も多いでしょう。
勘の鋭い方は一度聞いただけで気づくかと思いますが、この曲はスーパーマリオの挿入曲を元ネタにしています。
近年、原宿と渋谷のスタイルをミックスしたネオカルチャーが海外でも人気なようで、日本人アーティストの曲が色々なところでサンプルされています。
いかがだったでしょうか?
今回はサンプリングをテーマに、最近話題のHip-hopの3曲を取り上げました。
サンプルの元ネタを探して比較してみたりすることで、音楽の楽しみ方がさらに広がると思います。
せっかくの機会なので、次回はEDMの中に隠されたサンプリングをいくつか紹介したいと思います。
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